CASE 02

新物流センター設立およびSCM強化

BEFORE背景・目的

精密機器大手のアジア・パシフィック地域のビジネスは、将来予測されている市場拡大に備え、製品供給体制のレベルアップが急務であった。各地域30拠点への出荷は日本本社から直接行われており、管理コスト高に加えリードタイムが長かった。製品ライフサイクルが短いビジネスでは、製品供給のスピード化と在庫数量の適正コントロールを同時に実現した上で、域間の在庫偏在も解消する必要があった。そこで地域拠点への製品供給を統括する物流センターを新設し、サプライチェーン全体の見直しをすることとなった。

AFTER成果・価値

地域内の在庫数量減少と欠品率削減を同時に実現し、ビジネス拡大と顧客満足度向上に貢献した。
30,000万点を超える製品物流の煩雑さが劇的に改善された。情報の一元化と即時化により、判断や意志決定業務に集中できるようになった。

PROCESS3つの視点からの取り組み

3つの視点
01  戦略~事業・業務

01戦略~事業・業務

  • 積送中を含む全在庫の一元化
  • 需要予測ロジック策定
  • 最適発注量算出
  • 新物流業務プロセスの定義
02  組織・人

02組織・人

  • 新物流センターのミッション定義
  • 人員計画と収支計画策定
03  IT活用

03IT活用

  • 統一業務運用基盤の確立
  • 情報リアルタイム化
  • 3PLとの統合