CASE 03

実データに基づく代理店戦略の実行基盤整備支援

BEFORE背景・目的

広大な国土と13億を超える人口を持つ中国のコンシューマー製品市場において、シェア拡大、効率的な販売活動、流通コスト適正化を実現するため、代理店の営業力・販売網を活用することは必要不可欠であった。一方、代理店での贋物の混入や現場情報開示が適切にされないことにより、代理店への管理・統制の効かない状況が続いていた。
本活動は、代理店戦略の実行に必要なデータをリアルタイムかつ正確に取得・活用する基盤整備を目的とし、ひいては代理店強化による競争優位性に繋げることを狙いとした。

AFTER成果・価値

それぞれの代理店が持つ中国各地の在庫・販売情報(優良得意先情報、重点地域情報など)を入手することができ、後の販売店直販に向けた足掛かりとすることができた。
また、代理店販売チャネルにて蔓延していた横流し製品・贋物製品の流通を排除することができ、ブランド毀損リスクを低減することができた。

PROCESS3つの視点からの取り組み

3つの視点
01  戦略~事業・業務

01戦略~事業・業務

  • 正確な出荷・在庫データを提供する仕組み作り(アメとムチによりメリハリの効いた施策立案・実施)
02  組織・人

02組織・人

  • 本取り組みに対する代理店オーナーからの理解と協力の獲得
  • 北京語を話せない地方担当者に対する新業務説明
03  IT活用

03IT活用

  • 中国20カ所の代理店倉庫の入出庫在庫をシリアルNo単位で把握でき
  • キー操作ができない人も使える仕組み